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伊豆半島はどうしてできたの?(12/08/18)
伊豆半島は、南方海上から流れてきたのです。
地球の内部は外側から地殻、マントル、核という層になっています。
マントルは長い目で見るとゆっくりと対流しています。その原動力は地球内部の熱です。
ビーカーで水を熱すると、熱いお湯が水面に上昇し、冷えた部分が降下するのを見ることができます。
マントルは岩なのにもかかわらず、同じような運動をするのです。
上昇したマントルは地殻に突き当たると、横方向に移動を始めます。その時、上部マントルと海洋底地殻は一体となり、あたかも一枚のかたい板のような動きをします。
これを「プレート」と呼び、プレートの運動「プレートテクトニクス」というのです。
太平洋の場合、東側にある海底山脈(東太平洋海膨)で沸き上がってきたマントル対流に乗り、プレート(太平洋プレート)も西に向かって移動します。
そして、日本の東側までくると冷えて、大陸プレートの下にもぐり始めます。
その動きに引きずられて海底も深くなります。それが日本海溝です。
プレート上の海山や珊瑚礁は軽いので、地下にはもぐれず大陸側のプレートに乗り上げていきます。
地下からの隆起と、これらの寄せ集めが合わさってできたのが日本列島なのです。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行