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海の中って、どうなっているの?(12/05/30)
海の平均深度とはいったい何メートル位?
それは、3800メートルもあります。
平均深度3800mという海の中。ここはいったいどのような世界なのでしょうか。
海に差し込んだ太陽光線のうち、波長の長い赤などの光は早く吸収されていきます。
そして波長の短い青い光が残ります。
ですから、深海にもぐるにつれ、周囲は青みを増していくのです。
太陽光線は深度70mでその99.9%が海水に吸収されます。
深度200mまで潜ると、そこは真っ暗な闇の中です。
海の平均深度から考えると、海の大半は暗黒の世界なのです。
人間は深海のどのぐらいまで潜ることが出来るのでしょうか。
潜る深さが深くなるほど、その人の上にある水の重さが圧力となって、体にかかってきます。
これは10m潜ることに1気圧増加します。
1uにつき1tもの重さがかかるのです。
これを水圧といいます。
そう考えると生身の体では、そう深くまで潜ることは出来ません。
海の最深深度約11000mでは、1100気圧もの水圧がかかります。
潜水船でさえ、ここまでは行けません。
潜水船としては、日本の持つ「しんかい6500」が、深度6500mという深さまで潜ることが出来ます。
これが世界で最も深く潜れる潜水船です。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行