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エル・ニーニョ現象が作った湖とは?(12/07/29)
エル・ニーニョとは南米ペルー沖に起きる温かい海水域のことです。
「神の子」という意味があります。
12月、クリスマスのころに発生するので、キリストにちなんで名づけられました。
このような南米ペルー沖の海水温が異常に高い状態が続くことを「エル・ニーニョ現象」といいます。
エル・ニーニョ現象が起きると、地球各地で気候が大きく変動します。
例えば、日本では暖冬になったり、冷夏になったり、普段とは違ったことが起きやすくなります。
南米では大雨による被害が生じたり、漁業資源の多い寒流の上をエル・ニーニョ現象による暖水が覆うために、イワシの漁獲高が減ったり、水鳥が大量に死んだりします。
ただ、問題で示したような大きな湖「ラ・ニーニャ」を砂漠の緑化に活用するなど、ペルーでは「禍転じて福と成す」的な活動も行われています。
人間の強さを感じますね。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行