星の住処　ひとりごと・しょっと

オーストラリア西部のハマースレイ鉱山。
コアラの大好物ユーカリの木の下に巨大な鉄鉱床が広がっている。
今から27億年前、地球の海中に初めて酸素発生型の生命、シアノバクテリアが誕生した。
25億年前になると、シアノバクテリアから海中への酸素放出量が増大します。
当時、海中には鉄分が大量に含まれていた。
この鉄分と酸素が反応し、鉄さびが大量に海底に神殿し始めたようです。
そのため、当時の海岸は真っ赤に染まっていたものと思われます。
鉄さびの沈殿は数億年も続きました。
その結果、海底に大量の鉄さびが積もり、鉄鉱床が形成されたのです。．．らしい。
縞状鉄鉱層の中にはアフトバンドという層がありますが、よくみると白っぽい層と黒っぽい層から出来ていることがわかります。
これは、シアノバクテリアが徐々に縞状鉄鉱層を作っていった証です。


【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一（編者）、岩切洋一（著者） PHP研究所 発行

(09/12/27 τμ記)