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地球は温暖化へ進むのか!!(2009/12/02)
地球は温暖化へ進むのか!!
地球の原始大気には、現在の約20万倍の二酸化炭素が含まれていた。
40億年前、高温だった地表や大気が冷えてきて、大気中の水蒸気が雨に変わった。
雨水が低地集まり出来たのが海。
二酸化炭素は雨水や海水に吸収され、海の中へ溶け込み、一部は炭酸塩などになって海底に沈む。
層孔虫などの活動によって、大量の二酸化炭素が徐々に石灰岩の中に固定されていった。
それで、海中の二酸化炭素が減り、その分大気中の二酸化炭素が海中に溶け込む。
大気中の二酸化炭素には、地表の熱を宇宙に逃がさない性質がある。
二酸化炭素が海に吸収されたことで、地表温度は急激に低下。
もし、海が出来なかったら、温室効果によって、地球は灼熱地獄になっていたはず(金星がそのような環境にある)。
もし、地球上の石灰岩を全て溶かしたら、大気中の二酸化炭素は約20万倍に増えるだろうと言われている。それは原始大気と同じ量なのです。
約27〜28億年前、地球内部での変動により地球の磁場が急に強くなり、宇宙から降り注ぐ太陽風(電子や陽子などの有害な粒子)をカットするようになる。
しかし、時には太陽から降り注ぐ強力な太陽風(電子と陽子の流れ)の一部が磁場の内側へ潜りこみ、極地方へその一部が落ち込むことがあり、太陽風の電子や陽子が大気中のわずかにある電気を帯びた空気の粒とぶつかり、発光することがある。これがオーロラと言われる現象です。
オーロラには、有害な宇宙線をブロックする磁力が存在します。
太陽の活動が活発になると、北海道などでもときどきオーロラを観測することが出来る。
もし、磁界がなければ、太陽風などの宇宙線によって生命はダメージを受け、生きていけなくなるのです。
オーロラは、磁場が地球上の生命を保護している証なのです。
もし、この大気が壊れるようになると、地球は温暖化へと進むことになります。
(2009/12/02 τμ記)
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行