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虹はどうしてできるの?(10/05/23)
虹はどのようにしてできるのでしょうか?
水蒸気が太陽の光を分解するのです。
光はある物質から別の物質へ入る時、その進路を曲げられるという性質があります。
これを「光の屈折」といいます。
棒や指を水に入れると水面でくにゃっと曲がって見えます。
このことを思い浮かべてください。
雨上がりなど大気中に小さな水滴があることが、虹のできる条件です。
太陽光線が水滴に入ると、その中で光の屈折が起きます。
太陽光線は何種類かの波長の光が集まって出来ているので、波長の違いによって屈折率は異なります。
そのため、水滴から再び抜け出てくる時、太陽光は波長ごとの光に分解されています。
このとき、同じ波長の光どうしがいっしょになり、紫の部分や緑の部分、赤の部分と一定の幅をもって見えるようになります。
これらが虹の帯になるのです。
因みに虹を裏や横から見ることは出来ません。
上記のように光の屈折したものを逆からみることは出来ません。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行