サイトトップ > 異常気象ってどういうもの?(10/12/04)
異常気象ってどういうもの?(10/12/04)
30年間に1回起きるかどうか特異な気象をいいます。
「異常気象」とは、一般的に平均気温などがいつもの年よりも大きく離れた場合を指します。
気象庁では「30年に1回程度」という条件以外に、平均値からの偏りが標準偏差の約2倍以上になったものも、「異常低温」「異常多雨」などとしています。
では、最近の異常気象にはどのようなものがあるのでしょう。
例えば、1995年は世界的に異常気象が目立った年でした。
中華人民共和国南部では、5月以降の大雨で1000人以上の人々が亡くなっています。
インドでは、6月に熱波で死者800人以上、アルゼンチンでは8月に大寒波が襲い、家畜数十万頭が凍死しました。
また、1997年の日本でも異常気象が見られました。
10月の降水量が100年に1度というほどの少ない量を記録したのです。
これらの原因はまだわかっていません。
過去、地球は暖かくなったり、寒くなったりを繰り返しているので、その流れの一つなのかもしれません。
もしかしたら、人間の活動による温暖化にに関係するのかもしれません。
いずれにしても、以前の経験からは考えにくい気象現象が、多く見られるようになってきているのは事実なのです。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行