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オゾン層を作ったのは?シアノバクテリア!!(09/12/29)
25億年前、光合成によって生じた酸素と海水中の鉄分が反応して、海底に大量の鉄サビが沈殿し始めました。
しかし、海水中の鉄分には限りがあります。
20億年前、鉄と酸素の反応もピークを過ぎます。
そしてあまった酸素は、徐々に大気中にあふれ出しました。
そして、酸素の濃度が十分に高まった時、高度25Km付近で太陽の紫外線により、酸素がオゾンに変化したのです。
オゾンには、太陽光線に含まれる有害紫外線をカットする働きがあります。
生命が有害紫外線を浴びると、遺伝子(DNA)にダメージが出てしまいます。
つまり、海中にシアノバクテリアが生まれたことが、オゾン層の誕生につながり、そしてそれが生命の陸上進出を可能にしたのです。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行