ひとりごと.この星って... 地震にも性格の違いがある?(12/08/26)
プレートテクトニクスについては、前項でご説明しましたが、プレート境界では、海洋底を進んできたプレートが海溝付近でもぐり込むことで、大陸側のプレートも引きずられて、徐々に歪んでいきます。歪みが耐え切れなくなると、ポンと元に戻り地震が起こります。
関東大震災や将来予想される東海大地震などは、このタイプです。地震のスケールも非常に巨大です。
大磯丘陵はこのプレート境界が原因でできた地形なのです。また、大陸プレートがゆがむ際、その内部で破壊が起きることがあります。その傷が断層です。
いったん断層が生じると、そこは圧力に対して弱い場所となります。変形したりズルっと動いたりしやすくなるのです。これが地震になります。
兵庫県南部地震(阪神・淡路大地震)は、淡路島から神戸に向かって延びる野島断層が動いたことによって発生した地震です。地震のスケールはそう大きくはありません。しかし陸地で起きる分、震源と都市との距離が短く、そのため被害も大きくなります。
【参考文献】
「地球のすべて」がわかる本 向山洋一(編者)、岩切洋一(著者) PHP研究所 発行
星の住処 お奨めのいろいろ...